活動報告@兵庫県川西市

1月18日(土)兵庫県川西市の川西市商工会4階にて一般社団法人川西市薬剤師会研修会「考えよう地域の防災」が開催され、14時から17時までの3時間、消毒薬の使用や災害時や新興感染症時の対応など災害に関する講演が行われました。
対象は川西市薬剤師会所属の薬剤師(主に川西市又は猪名川町に在住または勤務)で、普段から病院や町の薬局にお勤めの皆様です。

その講演の1つにペット防災に関するお話として「災害時対応のペットの備えと常備薬の大切さ」と題して講演依頼を頂きました。
本会会員であり、ペット災害危機管理士®1級講師の小野美江幸先生が登壇し、約30分、本会ガイドブックを用いペット用準備物としての薬の重要性、ペットと薬剤師との連携などのお話させて頂きました。
その後質疑応答が行われました。

薬剤師の皆様は薬剤師法により人用だけでなくペット用の薬を調合する事もできます。
しかし約70%が中小規模である動物病院では、専門職として薬剤師を雇うことは難しく、現状は、ペットの薬剤においては獣医師が担っている病院がほとんどです。
ご参加された方からは「防災・震災時の対応は薬剤師会としても日々、取り組み中ですが、ペット防災の項目が必要なことが認識できました。薬剤師としての取り組みを議案項目として提案できるようにしてきます」とのお話を頂きました。
今後はペットを含めた命を守ることも進めていくこと。ペット薬剤師やペット薬局の存在は災害時に大いに役割が期待できるとの認識をお持ちになられたようでした。
今後、全国でペット災害危機管理士®と薬剤師の皆様との連携が実現する事を期待します。

最後に、この様な機会を設けて頂きました一般社団法人川西市薬剤師会会長 樋口淳一様に感謝申し上げます。